終わりました

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本日、私のお寺で「施餓鬼法要」がありました。
この後、地蔵盆を残してはいますが、お盆の大きな行事としては、本日の施餓鬼で大きな行事は終了です。

・・・疲れました。
今日は午前中で法要は終了し、後片付けが終わると、もうスライム状態!

・・・何もする意欲がわきません。
夕食後、何とか体力を回復し、これを書いています。
つくづく、「歳だなあ・・・」と感じます。

最近は二人の息子が2,3日手伝ってくれていますが、それ以上に体力の衰えを感じています。
振り返ると、私の師匠である父も同じ思いをしていたのかなあ・・・と、今になって父親の心の中が解った思いです。

そんな父は90歳近くまでお参りに回ってくれておりました。もちろん80歳を超えてからはほぼマイペースでしたが、村の中で道の向こうから歩いてくる父は、いつもニコニコしていました。
「これでお参りが終わり!」
ホッとした思いが、顔に出てくるのでしょう。
その表情を見るたびに、少しだけ親孝行をしたような気持になるのです。
忙しいお盆の中で、この時だけは私も自分の疲れを忘れ、ほんの少しだけ幸せな気持ちになれました。

本当の幸せというものは、こんな何気ない所にあるものなのですね。
普段はそんなことに気付くこともなく、どこか遠くに目を向けて、「幸せになりたい~。」なんて思っているのが人間なんです。


お盆が来るたびに父が歩んだのと同じ道を歩いていることに気付かされ、ちょっと懐かしく、ちょっと切なく、そして次の世代に少しだけ甘えてみたい・・・心揺れ動く私です。

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