ロウソクは偉いねぇ

上から下までまっすぐで
中には芯が通っていて
自分の身を焦がし減らしてまでも
辺り一面を明るく照らしてくれるんだよ

先に消えていったものたちの
智慧を聞き入れる為に
底にしっかり穴を開けて受け止めて
直立不動でがんばっているんだ

もちろん一人だけでも
立てないことはないけれど
どっしりと構えるには
この方がうんと楽だって

風が吹こうがお構いなし
余計なことは考えないで
ただひたすらに周りを照らし続ける

いつかは消えて無くなってしまうのに
自分の役割はこれしかないと
火が点いた途端に気が付いた

でもどこかの誰かが火を熾してくれないと
たった一人では何も出来ないんだって
毎朝お祈りの時にぼおっと眺めている
一本のロウソクさえも
私たちに大切なことを
教えてくれているんだね