ひなまつり

立春を迎えると、あちらこちらで華やかなひな人形を見かけるようになります。

中には、昔ながらの立派な七段飾りのひな人形を飾られているお宅もあります。

 

我が家のひな人形は、木目込みの立雛です。

人形は、一体一体、表情も違えば、着ている衣裳の柄も違う。

お義母さんは、ほんとうに沢山のお店を回って探してくださったみたいです。

 

毎年、このひな人形を出しながら、思い出すことがあります。

それは、子供らが生まれたときに、なにげなくお義母さんが言われた言葉。

 

「私は、この子供らの成長、どこまで見させていただけるかなぁ?

二十歳の成人式まで見られたらいいなぁ・・・私ももうすぐ亡くなった母の年なるわ!!」

 

そして、続けられたのが・・・

 

「この子たちに、何を残してあげられるかなぁ・・・」

 

あたたかい思いが込められたひな人形。

このひな人形は、子供たちを見守るお義母さんそのもの。

なんだか顔までそっくりに見えてくる。

小さなお義母さんに、そっと手を合わさせていただきました。

 

節目節目の伝統行事は、なにかと大変なことが多いかも知れません。

しかし、それは互いの繋がりを確認する大切な時間ではないでしょうか?(光)

(撮影:脇坂実希)

水行

この時期寒さが厳しくなってくると思い出すことがあります。それは総本山大念佛寺で受けた水行のことです。

三年に一度、12月下旬に執り行われる修行において本堂へ上がる前に水行にてお経を唱え身も心も清め本堂にてお勤めをするのです。

冷たい水を頭から受けるこの水行とは身体を鍛えるための行だと思われがちなのですが本当の目的は身体ではなく心なのです。

水行は自らの心を正しく見つめる行です。

お水は、文句もいわず選り好みもしません。

暑い日には恵みとなり、寒い日には厳しいものとなりますがお水は何も変わっておらず、変わっていくのは受ける私たちの心の在り方ではないでしょうか。

われわれの心には「冷たい」「つらい」などといった思いがついつい芽生えてしまいます。

そういった愚かさなどに気づかさせてもらえるのもこの水行ではないでしょうか。

私たちは日々、人間関係や病気、老いなどといった思いどおりにならない事ばかりで、それは水が流れて行くかのように起きていきます。

そんな時にこの水行を思いだし、南無阿弥陀仏とお念仏をお唱えしたいものです。

ぜひ皆さんもこの水行を見るご縁がございましたら、何かと忙しく日々の生活を送っているかと思いますが、少し立ち止まっていただき合唱の姿でお念仏を唱え共々に身も心も清めていただくよい機会になるかと思います。(竣)

(撮影:脇坂実希)

クリスマス

きれいに飾られたクリスマスツリー。

サンタクロースのプレゼントを枕元で楽しそうに待つ子供達。

日本でも鎖国が解けた明治時代から流入し、すっかり定着した季節の行事ではありますが、皆様は本来の意味をご存じでしょうか。

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紅葉

霧に包まれた山々に朝日が射しこんでいる。

山あいの集落から眺める景色もまた朝の静けさの中にある。

グンと冷え込んだと思ったら、今朝は吐く息にも白いものが見える。

こんな日は、陽が昇れば必ず青空が広がり、気持ちの良い一日になるに違いない。

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小豆粥

「小豆粥」と言えば、何を想像されますか。

小正月(1月15日)での食事、特別な食事、家族団らん、伝統的行事の食事、何かを達成した時などではないでしょうか。

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無常

夜明け前の長い暗闇を破り、東の空が白み始め、鳥たちのさえずりの声が聞こえてきます。

しばらくするとまばゆいばかりの太陽の光が差し込み、新しい朝の始まりを告げます。

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