立春を迎えると、あちらこちらで華やかなひな人形を見かけるようになります。
中には、昔ながらの立派な七段飾りのひな人形を飾られているお宅もあります。
我が家のひな人形は、木目込みの立雛です。
人形は、一体一体、表情も違えば、着ている衣裳の柄も違う。
お義母さんは、ほんとうに沢山のお店を回って探してくださったみたいです。
毎年、このひな人形を出しながら、思い出すことがあります。
それは、子供らが生まれたときに、なにげなくお義母さんが言われた言葉。
「私は、この子供らの成長、どこまで見させていただけるかなぁ?
二十歳の成人式まで見られたらいいなぁ・・・私ももうすぐ亡くなった母の年なるわ!!」
そして、続けられたのが・・・
「この子たちに、何を残してあげられるかなぁ・・・」
あたたかい思いが込められたひな人形。
このひな人形は、子供たちを見守るお義母さんそのもの。
なんだか顔までそっくりに見えてくる。
小さなお義母さんに、そっと手を合わさせていただきました。
節目節目の伝統行事は、なにかと大変なことが多いかも知れません。
しかし、それは互いの繋がりを確認する大切な時間ではないでしょうか?(光)
(撮影:脇坂実希)



