融通歳時記ひと巡り

融通歳時記は、お陰様で連載開始から早一年が経ちました。

毎回、たくさんの方々にご覧頂き、布教師会会員一同、ここに深く感謝申し上げます。

四季折々の行事と融通念仏にまつわる用語の解説を織り込みながら、各布教師が言葉のバトンを繋いでまいりましたが、ひと巡りした皆様の感想はいかがでしょうか。

この記事を書いている布教師は、毎回、年齢も経験も様々な僧侶です。

そのおかげでしょうか、それぞれの個性が文章から見て取れますし、それが面白いとも感じると同時に、逆に個性ばかりが際立っては、バラバラな印象となってしまいます。

例えば、私たち融通念佛宗のお数珠は「蓮肉数珠」といって、蓮の実を五十四個つなげてあります。

一つずつは単なる蓮の実であっても、糸を通して繋がることによって、全体としては「数珠」と言う新しい価値が見いだされ、また同時に一つ一つが、かけがえのない大事な意味を持つのです。

私たち布教師会の面々は、仏の教えを伝え、また「融通念仏」の心をひろめる事で「全ての人が幸せであってほしい」と願っております。その想いこそが、まるで数珠玉を繋ぐ白い糸のように、心と心を結ぶ糸となり「融通歳時記」の記事を毎回つなぎ合わせているのです。

そして、毎回素晴らしいお写真を提供して下さる脇坂実希さんにも、この場をお借りして感謝申し上げます。文字と写真が相照らし合う光景もまた「融通」の姿。記事を書く布教師一同、大きな励みとなっております。

まだまだひと巡り。私たちの「融通歳時記」が、心のご縁を結ぶお数珠のように、皆さまの暮らしに寄りそえたとしたら嬉しく思います。

さあ、これよりふた巡り。更に精進を重ねて「新しい蓮の実」を結わえてまいりますので、今後もお読みくださいますよう、よろしくお願い致します。(布教師会)

(撮影:脇坂実希)