除夜の鐘

みなさん、大念佛寺にある大きな大きな梵鐘を、ご一緒に撞いてみませんか?
総本山大念佛寺の「除夜の鐘」である「鐘楼法要」は、12月31日午後11時15分から始ま
ります。


当日ご参詣の一般の皆様は、午後11時頃に山門が開門され、午後11時30分から順番に鐘
を撞いていただける予定です。(なお、鐘撞きの受付は、深夜1時迄の予定です。)
しかし、この「除夜の鐘」よくよく考えてみてください。
この日に家を出てお寺へお参りできるのは、、、
大晦日には、電車が夜通し乗ることが出来るように運転してくださっていたり、夜道にも
街灯の明かりが点いていて、道中迷うことなくお参りが出来るように配慮をしてくださる
多くの方々のお力のおかげです。
この日に梵鐘を撞いて、大きな音を響かせることが出来るのは、、、
「除夜の鐘」は、百八煩悩を払い、鬼門を封じ、世を浄める音と信じられており、夜遅く
大きな音をたてても、近隣の大勢の方々がこれを許してくださっているおかげです。
そして何より、これだけ大きな梵鐘のために浄財を集めて鋳造し、この大念佛寺に大切に
守り続けて下さった多くの方のお心が、この梵鐘に込められているからこそ、あなたは鐘
撞きが出来るのです。
この日に手を合わせてお念仏をお唱えする事が出来るのは、、、
何よりご両親をはじめ数多くのご先祖様から命を授かったことはもちろん、特にここ数年
は数多くの方々が流行り病に伏し、お医者様や看護師様、そしてお薬を処方してくださっ
た薬剤師様などの医療従事者様をはじめ、生活を支えてくださる多くの方々のお力を頂い
て、この日を迎えることが出来たおかげです。
これこそ「一人一切人 一切人一人(ひとりはみんなのために みんなはひとり一人のた
めに)」という元祖良忍上人が阿弥陀如来様から直々に賜った「弥陀の妙偈」の御心その
ものです。
「融通念佛 南無阿弥陀仏」とお称えすることは、「おかげさま」と「おたがいさま」、そ
して「ささえあい」「たすけあい」「ゆるしあい」のこころが含まれています。
これを一言で表すと「自利利他融通」の御心が、大念佛寺の「除夜の鐘」にはしっかりと
込められているのです。
皆様も梵鐘の音に、世界の平和への祈りはもちろん、周りの方々を敬い慈しむを心を込め
て、この日を迎えられなかった方々の分まで、心静かに手を合わせてお念仏をお称え頂け
れば、本当に有難いです。これら全ては、生きている間にしか出来ないことなのですから。
(洋)
今年一年も毎回多くの方々にご愛読くださり、誠にありがとうございました。
布教師会会員一同、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。合掌

(撮影:脇坂実希)