謹賀新年

いつも融通歳時記をお読みいただき有難うございます。

令和7年のお正月が明け、新しい一年がスタートしました。

とはいっても、時の流れというものは連続したもので、決して途切れることはありません。

令和7年も、令和6年の続きであり、世の中がその流れの中で少しずつ変化をして移ろい行くことには変わりはないのです。

・・・ですが、人間というものは良いことは続いて欲しいと思いますが、悪いことは何処かで早く区切りをつけたいと思うもの。

そんな時に行うのが

「リセット」

人生にリセットが出来れば随分助かるのに・・・流石にそれだけは不可能な事。

じゃあ、せめて何処かで今の生活をリセット。

・・・ある意味、これが新年を迎えるということなのではないでしょうか?

新しい年を迎える・・・昨年はお正月から様々な天災や大事故も発生しました。その意味で昨年は負の一年だったようにも思います。

そして、「今年こそは!」・・・そんな思いも込めて今年がスタートしたのです。

新しく始まった令和7年。

嫌なことは早く忘れ、希望を持って今年をスタートしましょう。

嫌だったこと、辛かったこと、腹が立ったこと、色んな負の出来事を去年に一旦閉じ込めて、新しい気持ちで一年をスタートしましょう。

「明けまして おめでとう!」

長く暗いトンネルを抜け、輝く太陽を拝み、「ああ、これから新しい何かが始まる。希望を胸に歩いていこう。」

新しい第一歩を踏み出せるからこそ、「おめでとう」。

そして、そのスタートを切れたことが、「謹んで新年を賀す(祝う)」という事なのではないでしょうか。(善)

(撮影:脇坂実希)