“ 山門を 入れば十夜の 念佛かな ”
これは布教師の先達、故稲葉珠慶師のお歌です。
お十夜は、年の瀬が迫りつつある11月(旧暦の10月6日から15日まで)に十日十晩にわたって修される別時念佛法要で、室町時代末期の永享年間に始まったとされています。
“ 山門を 入れば十夜の 念佛かな ”
これは布教師の先達、故稲葉珠慶師のお歌です。
お十夜は、年の瀬が迫りつつある11月(旧暦の10月6日から15日まで)に十日十晩にわたって修される別時念佛法要で、室町時代末期の永享年間に始まったとされています。
本年もコロナ禍のため大和ご回在のお回りは中止となりました。期間中は本山におけるお勤めのみとなりました。
布教師は通常ならご回在のお回りに唱導師として参加させていただきます。唱導師の最も大切な役目は布教をすること、つまり「法話」「説教」をすることです。
秋のよく晴れた休日、黄金色に美しく色づいた田んぼのあちこちから賑やかな声が聞こえてきます。
今日は家族総出で秋の実りの収穫日。
先月、お盆の行事が済んで一息ついたと思えば、もうお彼岸ですね。
そういえば、真夏の厳しい暑さの中で大合唱をしていた蝉さんたちも、いつの間にか静かになりました。
カンカンカンカン・・・!
鉦の音が響き渡る中、長く大きな塗りのお箱に収められたご本尊様を先頭に7人の僧侶が早足で過ぎ去って行く。
私たちの暮らしのなかでもっとも身近な仏様といえば、お地蔵様ではないでしょうか。
正式には地蔵菩薩といいます。
菩薩とは、自ら悟りを求めて修行しつつ、苦しむ私たちを救ってくださる存在です。