これを書いている今、外気温は17℃。
室内もけっこう寒いです。
昨日は天候にも恵まれ、心地よく一日を過ごせましたが、今日は朝から雨が降り出しました。
雨が降り出す前にと思い、庭に植えているトマトを収穫に行ったのですが…
頃合いに赤くなった実を採ってみると“ショック!!!”
なんと そのうちの半分がナメクジに食べられているではありませんかっ!
心の中まで冷たい雨が降り出しそうになりました。
この時期(10月初旬)は、日中の気温と朝晩の気温差が大きいので、体調の維持が難しいです。
それでも負けじと“スッポンエキス”を飲みながら頑張っているのですが、雨で気温があまり上がらず。鬱陶しい空を見上げていると「もうすぐ寒い冬がやってくるんだなぁ…」と、心の中まで気温が低下してきそうです。どうやら、スッポンエキスも 心の中までは元気にはしてくれそうにありません。
そんな中、思わず心の中がほっこりするような出来事がありました。
昨日、本山の御回在にて、あるお宅に寄せていただいたとき、一人の幼子が待っていてくれました。
まだ2歳にもならない男の子が、若いお母さんの膝に座り私を迎えてくれたのです。
「もう何年前になるだろう…!?」
自分の子供たちが幼かった頃の事を思い出し、思わず「こっちへおいで!」と、自分の膝をたたいてその子を招いたところ、素直に私の膝に座ってくれたのです。
私以上に家族の方々が驚いておられました。
「初めての方に こんなに抵抗なく膝に座りに行くようなことは初めてです。」と お祖母さんがおっしゃっていました。
すぐに母親のところに戻ってしまいましたが、私の膝にはその子が残していった体温が、しっかりと残っていました。
幼子の心は、まるで仏様のような温もりを持っています。触れるものみんなに春の暖かさを与えてくれます。
それは、固く凍り付いた世界を春の日差しが溶かしていくように、固まった心を解し、本当の暖かさとは何かを教えてくれているようです。
「このお宅は、いま暖かい心に満ちているのだろうな。」
そんな思いで昨日一日を過ごさせてもらいました。
寒い冬を快く思わない日もありますが誰もが、暖かさが心に沁みる季節なんです。
寒くなるからこそ、本当の暖かさを見つけられる…
寒くなるのも良いものです。