梅雨のあとさき

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今日も朝から雨が降り続いています。

と、言うよりも前日からずっとです。

 

台風7号がやって来て、そのまま雨が居座りました。

梅雨入りの直前に、家内は着物に風を通すため、三日がかりでタンスの着物の出し入れをし、バタバタと慌しく立ち働いていましたが、梅雨入りしてからは、雨の合間に庭の草引きを、わずかな時間を割いて頑張ってくれています。

 

私は、この時期になると裏の竹藪に、「はっちく」という種類の細い竹が伸びてくるので、これをカットする仕事を数日おきにやりながら、お盆の準備で経木塔婆をせっせと書いております。

 

この塔婆書きというものは、結構大変な仕事で、檀家さんのご先祖の戒名を、塔婆に筆で書きこんでいくのですが、枚数が千枚ほどになると、一気に書き上げるようなことができません。

とりわけ、戒名の文字を間違えるようなことがあっては一大事です。こちらにしてみれば、千枚の内の数文字であっても、各家々にしてみれば何枚かの塔婆の中の一文字なわけで、すぐに気が付かれます。また、戒名というのは、読みが同じ漢字が沢山あり、加えて同じ文字であっても旧字体で書かれているものはそのまま書いていかないと叱られたり致します。

 

そんな訳で、この作業もまた、一日に30分から1時間くらいと、集中力が持続する範囲で続けていきます。昨日、これも大きな山を越え、残すところ百枚程度となりました。

 

そろそろお盆の日程を立てて8月に備えるのですが、この時期になってくると、だんだんと気分が憂鬱になってきます。

年々 歳をとるにつけて、「果たして今年はお盆を越せるのだろうか!?」といった不安が強くなっています。

30代の頃には考えもしなかった衰えを自覚するにつれて、早く楽隠居をしたいと願うようになりました。

 

歳ですね…

 

大学の友人たちは、定年後の第二就職の話や、子どもの就職、結婚の話をするようになり、「まだまだ楽はできそうにない」とボヤいていますが、どこも同じなのでしょう。

 

今回は、愚痴のような、ボヤキのようなつぶやきになってしまいましたが、まだまだ私は頑張ります。雨で家に閉じ込められてしまうと、人間ろくなことを考えないものです。

こんな時は雨音を聴きながら、私は布教の原稿作成のための深い思索に入ります。

 

ではまた(^0^)/

地震

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昨日(6月18日)、地震が発生しました。

まずは被害にあわれた皆様にお見舞い申し上げます。また、痛ましくも命を落とされた方々に心からのお悔やみを申し上げます。

 

実は私の住む交野市は震度5強で、私のお寺も、山門と石垣の上の塀の瓦が軒並み落ちてしまいました。建物そのものにはダメージは少なかったみたいなので、まだ助かったのですが、本堂の中もそれなりにひっくり返りました。

 

有り難いことに、友人やあちこちのお寺からも連絡があり、心配していただいていることに深く感謝をいたしております。

 

で、問題はこれからです。

業者の方に来ていただいたのですが、「修復にどのくらいかかるのか!?」 期間と金額の両方が 頭を悩ませております。

 

世の中に様々な自然災害がありますが、人間の都合に合わせてくれるものは一つもありません。災害に備えるのも勿論ですが、災害にあった後の心の持ち方も大切になってくると思います。

 

さて、それともう一つ今回の地震で不思議なことがありました。

実は、地震の直前に我が家の飼い猫が、外に出て行ったまま帰って来なくなりました。どこを探しても見つからず、またそれと同時に燕やカラスまでもが姿を消してしまいました。

猫のサクラが帰ってきたのはつい先ほど、まる一日半も姿を消して、食べ物など一体どうしていたのか不思議なのですが、家に入るなり食事に飛びついていました。そしてそれと時を同じくして、外の電柱に燕が帰ってきました。

動物というのはやはり何か不思議な感覚を持っているのでしょうか!?

 

こんなことに考えが行くのは、まだ幸せなんでしょうね…

昨日からたまった疲労と睡眠不足が、これ以上のつぶやきにブレーキをかけています。ともかく ご心配いただいた皆様に感謝申し上げます。有り難うございました。

風物詩

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今年も蛍の季節がやってきました。

二日ほど前の夜、遅めに帰宅した我が家の長男が、「帰りに蛍が一匹飛んでたよ。」

 

「ああ、もうそんな季節か・・・。」

 

前にも書いたように、私のお寺は大阪の郊外、京都と奈良の境目近くにあります。

自然がそこそこ残り、この時期には、蛍も僅かながら舞ってくれます。

 

近くの田んぼには水が張られ始め、田植えも始まりました。

私はこの時期がとても好きです。夜になると、電車の明かりが水田に反射して美しく映え、昼間からりと晴れ上がれば、気持ちの良い風が吹きわたります。

 

今日は晴天、家内も朝から着物の虫干しをしております。梅雨に入るほんの少し前のこの時期に、寸暇を惜しんで着物を広げて、風を通しています。

 

季節の風物詩というものがそれほど見られなくなった現代。

こうしてそれを感じながら生活をしていられる私は、多分、心の中で随分な贅沢をさせてもらっているのでしょう。

それと同時に、今年もまた同じ風景に出会える喜びというものをしっかりと感謝していきたいものです。

来年、これと同じ光景を目にすることができるなんて、どこにも保証はないのです。

それこそ、淡い光を明滅させながら飛び交う蛍のように、人の命も儚いものなのですから。

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