御帰院

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これを書いている前日(5月29日)、今年度河内御回在の千秋楽を迎えました。

御回在とは、御存知の方もおられるかと思いますが、私どもの宗派にとって最も大切な行事であり、1年の約半分の日程で続けられる行事であります。

これは、本山の御本尊が直接末寺の檀家に、それも一軒づつお参りして行くという、気の遠くなるような行事なのであります。

これは、融通念仏宗が、ほぼ大和と河内にしか末寺を持たないという特殊性のなせる業で、他の宗派では、本山から直接檀家参りをするなどという離れ業は不可能といってもよいでしょう。
総勢11人で回り、そのうち僧侶が7人(唱導師,目代、収納が各1名、僧中4名)、在家の方々(大和禅門講)が4名となっています。

この唱導師は、本山布教師のみが務めさせていただける役目で、管長様の名代として大変に名誉ある、そして重責のポジションであります。
昨日は、その河内御回在58日間の最後を締める日でありました。

歴史的なお話は、また別の機会にさせて頂きますが、実はこの御回在の初日(御出光)と最終日(御帰院)は布教師会長の役目であります。
とりわけ、御帰院には大勢の方々の出迎えを受け、大変晴れがましいのですが、最後に本堂で、集まられた方々にお礼の挨拶をするという緊張の極みが待っております。

今年で4年連続、毎回同じ挨拶をすることもできず、しかも出迎えの中に私の家内の姿まで混じっているではありませんか!

「やりにくいわ~・・・。」
まあ、何とか挨拶を終え、私の血圧は一気にダウンしました。

しかし、しばらくのお休みの後、9月の上旬からは、大和の御回在が始まります。
長年唱導師をしておりますと、一緒に回るメンバーが、少しづつ入れ替わり、若い顔ぶれが入っては、なじみの顔が引退する。自分だけがそのまま残っていくような、少しメランコリーな気分になったりもします。
果たして、何歳まで御本尊のお供ができるのか?
先のことは全く見えませんが、この重責だけはしっかりと果たしながら、会長職を全うしていきたいと思っております。

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