嗚呼 卒業式

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つい先日のことです。

朝、車を運転していると、前方を5,6人のスーツ姿の若者が歩いていました。

「新入社員の研修にしては少し早い気がするけれど…」

「それにちょっと背が低い気がするけど…」

そう思って追い抜き際にちらっとそちらに目を向けると、

「んっ!!」

小学生じゃあありませんか! スーツにネクタイを締めた姿で。

「な、何事!」

小学校の卒業式だったんです。

あとで教えてもらったら、今どきの小学校の卒業式には男子はスーツ、女子は着物に袴姿が普通なんだそうです。アラカンのオジサンには ちと理解不能。

お父さんお母さんの懐具合も、なかなか厳しいものがあります。

私の子供時代は、普段よりちょっとマシな格好で卒業式に臨んだもの。

ブレザーなんか着て出席したりしたら、「何処のボンボン?」なんて言われたものです。

コロナウイルスによる制限の中、「子供たちの一生の思い出の為に」と、執り行われた卒業式。

子供達に「本当の喜びは、みんな揃って卒業式ができる事」

大人である私達が、こうした言葉を添えることが大事だと思います。

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