コロナによる外出の自粛が長く続いていた為 本山大念仏寺における諸行事が中止で 布教師会も定例布教の中止などを余儀なくされ 毎月一度は必ず顔を合わせていた布教師の皆さんとも 本当にご無沙汰をしております
止むを得ないこととは知りながら、歯がゆい思いをしております。
そのような中 昨日(6月24日)理事の皆さんと 京都大原は来迎院にある 元祖聖応大師様の御廟に参拝をして参りました
本来なら 布教師会の皆さんで参拝しておるのですが 今年に限り 理事のみでの参拝となりました
お陰様でお天気も良く 観光客も少ない中を落ち着いて参拝できた事は 喜んでよいのか悪いのか…
夏の日差しが照り付ける中 木々の緑が映え 杉木立の中にある御廟に立つと 熱気が和らげられ 何とも言えない心地良さの中で参拝することが出来ました
御廟参拝のあとは 来迎院の御本堂でもう一度お勤め
「確か昨年寄せていただいた時は 本堂に入った途端に激しい雨に降られたなぁ…」 そんなことを思い出しながら お勤めさせて頂きました
その年その年で 天候も参拝する顔ぶれも少しずつ異なり その時に感ずる思いも異なってきます
その意味で 今年ほど大原に参れたことが嬉しく 少人数ではあっても 布教師の皆さんが元気なお顔でいらっしゃった事に 喜びを感じたことはありませんでした
人に生れること難し
やがて死ぬ身の今命ある事難し
世に仏あること難し
仏の教え聞き難し
毎年の御廟参拝 あと何回お参りすることが出来るのか!…?
奇しくもコロナ禍で 参拝客の少なくなった本堂の中で 薬師如来様 阿弥陀如来様 そして釈迦如来様に手を合わせながら 今のわが身の健康に感謝し 参れたことの奇跡を思わずにはいられません
来年こそは沢山の顔をそろえて お勤めができる事を願いつつ お土産の土井の柴漬けを買って帰りました(^O^)