小さな小さな山椒の苗

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四月に入って一週間が過ぎ 本当に春らしい時候となってきました

この時期は毎朝お寺の裏にある竹藪に タケノコを掘りに行きます

今ですと 毎朝30本くらいは掘り出してきます

それを数本単位に振り分けて新聞紙に包み 檀家様やご近所に配って回るのが毎朝の日課になっています

タケノコは朝掘りが一番!

それもできるだけ早くゆがいて灰汁抜きするのが良いといわれます

もちろん我が家でも何本かをすぐに灰汁抜きして あちこちに送ったりもします

家庭内での消費はわずかなので 掘り出したほとんどが 他所のお宅の食卓に上っていることになります

今朝もいつものように竹藪に入り タケノコを掘っていたのですが たまたま掘っていたタケノコのすぐ横に5センチくらいに伸びた山椒の芽が出ていました

あまりに可愛らしかったので それを地面からそっとすくい上げ 使っていない植木鉢に移し替えて育ててみることにしました

これも山の恵みです

この小さな苗が育ってそこそこ葉をしげらせ 実をつけるようになるまで まだまだ年数はかかるはずですが すでに私は頭の中で色々な料理を思い描いています

本当に気の早い人間です

しかし楽しみというものは いくつあっても良いのではないでしょうか!?

桜が散り 若葉の季節に移り行くさなか 竹藪の中で見つけた小さな芽

黄緑色の若葉が やがて青々とした葉に成長するように 山椒の若芽がやがて大きく(!?)育ち 我が家の食卓に ちょっとした彩を添えてくれることを楽しみにしています

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