立冬を過ぎました

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早いもので今年も残すところあとひと月半。

半月前は、ハロウィーン!などと世間が騒いでいましたが、最近は街にクリスマスソングが流れ、新聞などにはお節料理の宣伝が載ったりしています。

まだ11月だというのに気の早いものですね。

コロナで閉じこもっていた分、弾けているのでしょうか?

それでも確かに暦は進み、先日立冬を迎えました。

確かにここのところ寒さが一段と感じられるようになりました。朝6時につく釣鐘も、まだ暗闇の中です。

本格的に冬がやって来るのですね。

ところで、この冬という言葉の語源をご存知でしょうか?

「冬」とは、「増える」→「増ゆる」→「ふゆ」→「冬」と変化したものだそうです。

では、何が増えるのか?

冬の間に、木の芽が増えることなのだそうです。

寒い時期に木々は葉を落とし、まるで枯れ木のように佇んでいますが、その枝を覗いてみれば固く閉じられた花の蕾ややがて葉となる膨らみが見て取れます。

昔の人はこの木々の姿を見て、寒い間にしっかりと次の季節の準備をしていることに感銘を受けたのでしょう。

人の一生もまた山あり谷あり、春もあれば、冬のような時期を潜り抜けなくてはいけないときもあり、本当に様々です。

大切なことは、自身の冬の時期に如何に沢山の芽を増やし蓄えることができるか?ということでしょう。

機が熟して花が開こうとする時、数えきれないほどの花をその枝につけ、通る人々の目をくぎ付けにできるほどの美しさを身につけていられるように、私たちは歩んでいかなくてはいけません。

コロナに振り回されたこの2年の間をしっかりと見つめて、自身の糧とできたかどうか?

反省とともに、もう一度自分の目標を再確認。

今からでも遅くはありません。しっかりと自分の枝に芽を増やしていきましょう。

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