特選ギフトカタログを巡って

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最近、お祝いやお香典などのお返しにフリーチョイスのギフトカタログをいただくことが増えてきました。
あのカタログを開くときのワクワク感というものは堪えられません。
何を注文しようか!? どんな品があるんだろう!?
ページをめくる度に夢が広がります。
基本的に、我が家は食べ物系。

「カニが良い!」
「いや、ここはお肉でしょう。」
「ソーセージも捨て難い。」
「こっちは神戸牛があるよ!」
夢が広がり、やがては家族の中でバトルが始まります。

普段、自腹で美味しいお肉など買うことが無く、お財布と体に良いからと、お肉と言えば鶏肉に傾きがちな我が家に(すみません、お坊さんでもお肉はいただくこともあります)降って湧いた贅沢。
バトルを制してハガキに注文の品を書き込み、ハガキを投函してからの待ち遠しい日々。

…そんなことを書いてくると「普段どんな食生活をしているのか!?」と思われるかも知れませんが、ここで申し上げたいことは、ささやかなことに喜びを感じるということが、生活を明るく夢のあるものに変えていけるという事なんです。

コロナという目に見えないものに怯え、家の中で小さくなっている昨今。私たちは身近にあるものの中に幸せを見つけていくことが大切なのではないでしょうか。

仏教には「知足」という教えがあります。足ることを知るという教えは、「欲をかかずに我慢しなさい。」という意味もありますが、むしろ「自分の周りには気付かない沢山の幸せがあるんですよ。そして、そのことにしっかり気付いていきなさい。」ということなのです。

こんなご時世だからこそ、日々の幸せ探しをしていこうじゃないですか。

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