前回の続編です
先日 お寺の竹藪の中から山椒の苗を見つけて 植木鉢に植え替えたと申しました
元々山の土なので十分に肥えているとは思ったのですが おまけに堆肥を少々加えてやりました
あとで判ったのですが 同じくらいの山椒の苗が竹藪のいたる所に育っていました
それらの苗はそのままそっとしておこうと思い 手を付けてはいません
昨夜 うちで採れたタケノコを使って家内が料理を作ってくれました
奇麗に盛り付けられたタケノコの上に山椒の葉が…
「これって…!?」
「植木鉢の山椒から取ってきた葉っぱ!」
やっぱり…
そりゃあ竹藪の中まで山椒を探しには行かないわなぁ
哀れ山椒の苗は 葉っぱを数枚ちぎり取られておりました
本心はもうちょっと育ってからにしてほしかったのですが 料理に盛られた肌色のタケノコの上に 緑の山椒の葉がなんとも美しく映え 「あぁ やっぱり旬のものには旬のものを添えないと」と 納得してしまいました
家内曰く 「折角あるんだから使わないと」
それもそうです
お寺から近くの山を眺めると 山肌が黄緑色に覆われて 新緑の季節が到来していることが手に取るようによくわかります
“花に浮かれた心を転換してくれるのが新緑である”
桜の開花に一喜一憂していた時期が過ぎ 若葉がやがて青葉へと成長する頃に タケノコ掘りに体力を使い果たしている私も 少しは元気になれるかな!?
山椒の木に小さな実が生るようになるのは もうちょっと先ですね