今年も残すところ20日を切りました。
コロナに振り回された1年でしたが、その中で新しい芽吹きのようなものも感じられた1年だったように思います。
布教師会の中でも少しずつ新しい芽吹きが感じられるようになってきたようです。
私も来年の3月で会長としての2期目が終わり、そろそろ新しい顔に後を任せようかと思っております。
一人の人間が長い間トップに居続けるという事は、組織全体に動脈硬化を引き起こすトリガーになると私は考えています。
6年という期間、本当に長かったです。
色々なことがありましたが、会員の皆様のお力添えのお陰で大過なく過ごせて参りました。
感謝感謝です。
実は先ほど、夜道を車で帰ってきますと、自坊の手前で一匹の獣が車の前を横切り、竹藪の中へと消えていきました。
まだ小さい姿をよくよく見ると、子狸ではありませんか!
そこには他の狸の姿は見えず、もちろん親狸もです。
この形でもう親から巣立ったのかな?・・・などと思ってしまいました。
これからはいよいよ本格的な冬が始まります。
たった一匹でどうやって冬を越していくのだろう?
余計な心配までしてしまいました。
自然というものは厳しいけれども、またちゃんとした救いの手も必ず用意してくれているはずです。
この子狸が来年か再来年の春にはもっと小さな子供たちを連れて、お寺の前の道をぞろぞろとお散歩しているのかも知れません。
私の「会長のつぶやき」もあと三か月です。
次の会長が誰になるのかはまだ判りませんが、覚悟をしておいてくださいね。
・・・とか言いながら、「前会長のつぶやき」などと新コーナーをこしらえてつぶやかされる可能性も・・・無きにしも非ず。