「めちゃくちゃ冷えますな」とお迎えしてくださるおうちの方。仏間は前もって温めて下さっているようでホッとします。お線香の煙は低く、壁より部屋の中央へ流れてみえます。
バイクで回るお参りはなかなか冷たいものです。それでも若い頃は寒さなんてへっちゃらとばかり、わりと薄着でまわっていたものでした。
少し歳をとり、手袋をつけるようになりました。そうすると、少し暖かくなるのです。
「めちゃくちゃ冷えますな」とお迎えしてくださるおうちの方。仏間は前もって温めて下さっているようでホッとします。お線香の煙は低く、壁より部屋の中央へ流れてみえます。
バイクで回るお参りはなかなか冷たいものです。それでも若い頃は寒さなんてへっちゃらとばかり、わりと薄着でまわっていたものでした。
少し歳をとり、手袋をつけるようになりました。そうすると、少し暖かくなるのです。
いつも融通歳時記をお読みいただき有難うございます。
令和7年のお正月が明け、新しい一年がスタートしました。
とはいっても、時の流れというものは連続したもので、決して途切れることはありません。
忘年会シーズンになりました。
最近では望年会と表記する事もあるようです。その年の捉え方が人によっていろいろだなと思える反面、忘れるということにマイナスのイメージもあるのかなと思うのです。
あんなに暑い日が続いていたのに、気づけばもう師走。特にここ数日で朝晩は一段と寒くなりました。
実は、そんな寒さが逆にベストシーズンであるのがマラソン大会です。
「あれが全部落ちてくるのか」とある老婦人が、
ほうきを片手にうえを見上げながら、
ため息をつかれたのを思い出します。
この季節になると田んぼの風景は実に殺風景になる。
ひと月ほど前はまだ金色に輝く稲穂が、重たげに垂れたその頭を風に揺らせていたのだが、気が付くとその稲穂はすっかり姿を消し、地面から毬栗頭のように刈り取られた後の稲の切り株が残るだけとなっている。