2017年 9月 の投稿一覧

今年も咲きました

彼岸花 今年も咲きました!

 

不思議です なぜお彼岸になると赤い花が咲くのでしょう。

「曼殊沙華」というよりは、私たち僧侶にとっては「彼岸花」と呼んだ方が 何故かしっくりときます。

秋の彼岸になると、必ず美しく咲いてくれるのがうれしいです。

桜が咲くと、春が来たと感じるのと同様に、彼岸花が咲くといよいよ秋が本格的に始まることを予感させてくれます。

 

稲穂が垂れた田んぼの畦道に、黄色と対称をなす赤い色。

日本に生まれてよかったと実感させられる景色です。

この時期 私たち僧侶は、お彼岸の行事に走り回っておりますが、ふとした時に赤い色に心が和みます。

これからいよいよ実りの秋を迎え、師走へと向かっていくわけですが、季節季節を代表する花があり、それを愛でることのできる心のゆとりがあることを私たちは喜ばねばなりません。

 

幸せというものは、いつもと変わらない毎日が過ごせるということ。

朝目が覚め、美味しく食事が食べられ、しっかりと仕事ができて、よく眠ることができる。

季節が廻ればその時々の花が咲き、春の到来を楽しみ、夏の涼風を喜び、秋の実りに感謝をして、寒い冬に本当の暖かさを知る。

この変わらない季節の営みの中で生きていることこそが、幸せなんだと思います。

 

残念ながら、実際は目の前の些末なことに心を奪われ、「なんでこんなに忙しいんだ!」などと、愚痴をこぼしながら今の私は走り回っております。

花の応援団

昨夜、長男が大学のクラブ合宿から帰ってきました。

最近は、大学に入ってクラブ活動をする学生は‘少数派’と聞いたことがあるのですが、どうなんでしょう?!

 

息子は吹奏楽部でホルンを吹いています。

ただ、この吹奏楽部は「応援団吹奏楽部」で、恥ずかしながら私も、息子が入部するまで知らなかったのです。

息子に聞くと、応援団は「指導部」「吹奏楽部」「チアリーディング部」の三つから構成されているらしいんですね。

「指導部」は、言わずと知れた「学ラン」を身にまとった益荒男たちの部であります。

 

この応援団の合同合宿が、毎年8月末から1週間あり、昨夜ボロボロになった息子が帰って来ました。

ちなみに、これを書いている今(午後5時)も、部屋で撃沈されたままです。

最近見かけなくなった「漢(おとこ)」たちにしごかれまくり、精神を鍛えてもらえるということは素晴らしいことですが、かなり理不尽な扱いをOBから受けるのも確か…。

それでも私は、「男子は肉食系たるべし!」と、日ごろ考えているので、『漢』が少なくなった昨今

「応援団だけは頑張ってほしい!」と願っています。

 

そういえば、最近息子が「魁 男塾」という漫画にはまっています。

今から30年位前に少年ジャンプに掲載されていた漫画ですが、このままいけば、うちのお寺の次の住職は、かなり個性的な和尚になるかもしれません。

まっ それはそれで見てみてみたい気もしますが…。

ヒグラシの鳴き止む頃に

ヒグラシの鳴き止む頃に、大和御回在がスタート…

そのあとを足早に、秋のお彼岸が近づいてきます。

ただいまお彼岸の原稿に追われていますが、お盆の疲れを引きずって、頭が働いてくれません。

 

“Oh! Heavy!”

夏の猛暑を乗り切った体には、昼夜の寒暖差に耐えられる体力が残っていません。

毎日すっぽんの錠剤を飲みながら頑張っています。

あの頃の体力はいずこへ! 嘆いてもよしなしでございます。

 

そのような中、先日9月3日に我が融通念佛宗にとって大切な行事である、大和御回在が御出光(本山から出発)と相成りました。

御回在は、江戸時代より続く歴史ある行事で、御本尊が本宗の末寺、そして「在を回る」という字の如く、末寺お檀家を一軒一軒回るという珍しい行事であります。これは融通念佛宗のみが有する伝統行事です。

今年は3年に一度の‘山中入り’と云われる年に当たり、例年より六日早くスタートいたしました。

 

この様な離れ業が可能なのも、本宗が河内と大和、その周辺に末寺が集中しているという、特殊性のたまものであると云えるでしょう。

 

これを書いている前日が御出光で、唱導師である私を含む7人の僧侶と、4人の奉仕員(在家の方々)の合計11人で奈良県と三重県の境にある、三本松というところに行ってまいりました。

室生寺の近く、国道を挟んで南側に美しい川が流れ、山の斜面に沿うように集落がありました。

お勤めとはいえ、このような所に来ますと心が洗われます。

日曜日ということもあってか、普段離れて暮らしている息子さん夫婦や孫さんも帰ってこられ、家々では賑やかにお迎えしていただきました。

田んぼは稲刈りの時期を迎え、黄金色に実った稲穂が揺れる田んぼの隣には、もう刈り取られた田んぼがあり、その中をカンカンカン…と鐘を鳴らしながら歩く… 何とも長閑な風景の一部に溶け込んできました。

この後、9月の半ばには平群町、10月に入ると斑鳩町に鐘の音が響き渡ります。

どこかで私たちを見かけたら、是非手を振って下さいね。

そして、こう言ってください。

 

「すっぽんはもう飲まなくても大丈夫?!」

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