2021年 4月 の投稿一覧

またしても…

世間ではコロナウイルスが猛威を振るっています

心配していたことがとうとう現実になってしまいました

緊急事態宣言が発令された為 今月(4月)26日の定例布教が無くなってしまいました

4年前から4月の定例布教は 西山浄土宗の布教師様をお迎えして 本宗布教師との共演をして頂いていたのですが 昨年に続き 今年も見送らざるを得なくなってしまいました

とりわけ今年は 西山浄土宗の教学部長様が 直々にお話して頂けることとなっていたので大変楽しみにしていたのですが 来年までお預けとなってしまいました

皆様ご存じの通り わが融通念佛宗は河内と大和周辺に末寺があるだけで それほど大きな宗門ではありません

それだけに 小さな殻に閉じこもっていては大きく発展することはできず 井の中の蛙になってしまいます

今から20年ほど前 時の会長の福井邦典師が西山浄土宗のご本山を訪ねられ 交流が始まりました 当時は先方の布教研修会に参加させていただき 聴聞するだけのものだったのですが 受けた衝撃は大変なものでした

何しろ布教師の人数だけでも我々の五倍近い規模で それが全国におられるわけですから大したものです あまりに広いので 全国を四つの布教区に分け活動をしておられるとのこと

それから十年の時が過ぎ この布教研修会において 初めて融通念佛宗が一座の布教をさせてただけることになりました その最初にさせていただいたのが 実は私だったのです

はっきり申し上げて 過去においてこの時ほど緊張の極致に至ったことはありません 控えの間において出していただいたお茶を何杯おかわりしたことか

布教師として初めて人前でお話しした時にも この様な緊張はありませんでした

「この一座が失敗すれば 今後の交流が無くなるかもしれない!」

「沢田君に任せる」 会長の一言により 逃げる間もなく私に決まってしまいましたが 私の心臓が暴発するのでは…と思うくらい重責を感じていました

今となっては良き思い出ですが…

その後も順調に交流が続き 私が会長を拝命してから西山浄土宗の布教師様にも大念仏寺でお話をしていただけるようになったのです

つくづく思います

何事も段階を踏んで 細くとも長く長く続けていくことが やがては太い交流につながり 信頼関係が築かれていくのであると

今年は残念でしたが まだまだお付き合いは始まったばかり

来年こそは沢山の聴聞客をお迎えし 盛大に定例布教ができることを願ってやみません

今日は雨模様

本日は朝から雨です

そのためお墓でのお参りが一件延期になりました

午前中に今日予定のお参りも終わり 先ほど散髪に行ってきました

ぽっと空いた時間というのはうれしいものですね 今までやろうと思いながらできなかったことにも手を出すことができます

今日はこのあと調べものです

今 布教師会では布教手引書なるものを作成しており2年前にはその前半を完成させることができました

現在は後半部分 実はこちらのほうが量的に大きくなり大変な作業なのです それも何とか目途がつき始めてきました 何とか今年中に完成させたいと思っております

何と!

これを読みさえすれば布教師ではないお坊さんでも法話ができる! ようになれるかもしれない一冊です

それに関する調べものなのですが 私の頭の中の曖昧な記憶の中で 「確かあそこにあったはず…」の言葉を探す調べものです

それならこの「つぶやき」を後回しにして調べればよいのですが 元々こちらを先にしようと考えていたので 今これを書いています

雨 雨 雨… 落ち着きます

雨を嫌う方は結構多いですが 以前にも申し上げたかもしれませんが 私は雨音が好きです

雨音が日常の雑音を消してくれ 心が不思議と静まってきます

深い思索をするには雨の日が一番です

空が明るくなれば 「あぁ もうすぐ雨も上がるのかな!?」とか 暗くなれば「雨がきつくなるのかな!?」などと思いながら思索を続けます

先ほどから雨音が小さくなり だんだんと空が明るくなってきました

もうすぐ雨も止むのでしょう

コロナ禍で 気を病んでいる皆さん!

この病気だって いつの日にか普通の風邪と変わらないくらいに思える日がやってきます

止まない雨もなく いつまでも続くトンネルもないんです

こんな時だからこそ 雨音に心を落ち着けて 今の自分を見つめてみるのも良いのではないでしょうか!?

今回は取り留めのないつぶやきになってしまいました

ではまた次回!

山椒の葉が…

前回の続編です

先日 お寺の竹藪の中から山椒の苗を見つけて 植木鉢に植え替えたと申しました

元々山の土なので十分に肥えているとは思ったのですが おまけに堆肥を少々加えてやりました

あとで判ったのですが 同じくらいの山椒の苗が竹藪のいたる所に育っていました 

それらの苗はそのままそっとしておこうと思い 手を付けてはいません

昨夜 うちで採れたタケノコを使って家内が料理を作ってくれました

奇麗に盛り付けられたタケノコの上に山椒の葉が…

「これって…!?」

「植木鉢の山椒から取ってきた葉っぱ!」

やっぱり…

そりゃあ竹藪の中まで山椒を探しには行かないわなぁ

哀れ山椒の苗は 葉っぱを数枚ちぎり取られておりました

本心はもうちょっと育ってからにしてほしかったのですが 料理に盛られた肌色のタケノコの上に 緑の山椒の葉がなんとも美しく映え 「あぁ やっぱり旬のものには旬のものを添えないと」と 納得してしまいました

家内曰く 「折角あるんだから使わないと」

それもそうです

お寺から近くの山を眺めると 山肌が黄緑色に覆われて 新緑の季節が到来していることが手に取るようによくわかります

“花に浮かれた心を転換してくれるのが新緑である”

桜の開花に一喜一憂していた時期が過ぎ 若葉がやがて青葉へと成長する頃に タケノコ掘りに体力を使い果たしている私も 少しは元気になれるかな!?

山椒の木に小さな実が生るようになるのは もうちょっと先ですね

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