先日 二年ぶりに神戸のワインハウスまで ドイツワインを買いに行ってきました
スタッフの方々とは顔見知りなので 久方ぶりの邂逅と お互いの元気な姿を確認出来てテンションが上がり 次から次へと試飲!
程よくアルコールが回ったところに 一組のカップルが来店
二人で店内に並べられたドイツワインを見て歩き 一本を手に取ってカウンターへ
客:「すみません これを贈答用に箱詰めしていただけますか」
店員:「熨斗はどうされますか!?」
客:「えっと 紅白の無地熨斗で」
店員:「どのような場面でお使いですか!?」
客:「あの… これから彼女の両親に挨拶に行くんです」
店員:「では 無地熨斗は具合が悪いかと思いますが…」
私:「上は御挨拶と書いて 下はフルネーム」
思わず口出しをしてしまいました
これから彼女の実家へ行こうとする若者が 緊張の面持ちでワインを選んでいる姿が 何故かいじらしく思え 応援したくなってしまいました
今から思えば オジサンの余計なおせっかいだったのですが
それからはスタッフの方も含めて
「頑張って!」「リラックスして!」「最初が肝心!」
みんなが若いカップルを応援しました
そして私は「最初の挨拶にワインを贈られるなんて なんて幸せな親なんだろう…」 少し羨ましくも思えました
今日の挨拶は必ずうまくいく… そんな気がしたんです
たまたま入ったワインハウスの たまたま居合わせた人間から こんなに応援をもらって うまく行かないはずがない
「多生の縁」という言葉がありますが この時その場にいた人間すべてが若い二人を応援するために集まっていたのかもしれません
そしてお店から出ていく二人に向かって スタッフは「有難うございました」ではなく 「頑張って!」「行ってらっしゃい!」
私は「good luck!」