時節

雲の流れに

雲が流れていきます…

 

夏の雲は モクモクして綿菓子のように

夏から秋へ… 季節が移り変わるこの時期は、少しやさしくなった風が ちぎれたような雲を流していきます。

 

人間とは面白いもので、カレンダーの日付から秋が近づいていることを確認する前に、五感によって 季節の移り変わりを感じるものなのですね。

 

あれほどワクワク感が募り、駆け出して行きたくなるような衝動を覚えた7月はすでに去り、8月もお盆が過ぎると、何となく心の行き場所が無くなって、孤独感を覚えるようになります。

最近では、小学校も二学期の始まりが 8月の終わりになり、昔のように8月末 ぎりぎりまで宿題に追われるような子供もいなくなったようです。

 

私のように あと数年で還暦を迎える年齢となっては、子どもたちも大学生以上となり、溌溂として バイトやクラブに出かける姿を眺めながら、「随分歳をとったものだなぁ…、あと何年したら楽隠居ができるやら」なんて考えてしまいます。

 

何処かで生まれた雲は、風に流されながら、発達と消滅を繰り返しますが、雲に自我は無く、風の向くまま流されて、消滅と同時に一生を終えます。

 

人は風に逆らいながら、自我の望む方角へと進もうとしますが、果たして、どれだけの人が望んだ道を歩み続けることができるのでしょう。

自分自身の半生を振り返ってみたとき、風に抗いながらも 結局はその風に流されて、今の立ち位置に立たされているように思えてなりません。

 

私にとっての風は、仏様の意思であったようにも思えます。と 言うことは、これから先も仏様の意思のままに、命が消滅するまで流されていくのでしょうね…

 

それもまた良し!

でも、多少の抵抗は試みるつもりであります。自分が自分の一生を歩ききったのだと胸をはるために。

どうも今日は取り留めのないことばかりが頭に浮かんできます。スミマセン!

よくやった

このつぶやきがアップされる頃にはもう時期外れとなっているかもしれませんが、今年の高校野球だけは久しぶりに興奮しました。

 

いつもはお盆の時期と重なるため、気がつけば始まっており、気がつけば決勝戦という、何か盛り上がることもないまま終了…という悲しい夏の繰り返しでありました。

 

ですが、今年に限っては、金足農業高校という素晴らしいチームが快進撃を続け、決勝戦まで釘付けにしてくれました。

大阪の人間なので、勿論大阪桐蔭高校を応援してはいたのですが、これをしたためている今日の午後、その桐蔭と金足農が決勝戦で対決。金足農の健闘むなしく大差で桐蔭が優勝しましたが、最後の最後まで、金足農業の選手たちは素晴らしいプレーを見せてくれました。

 

テレビを見ていると、どうも世間的には金足農業の方を応援しているようにもうかがえるのですが、私からすれば、どちらも素晴らしいチームであり、どちらが勝っても記録と記憶に残るチームでした。

こんな決勝戦ってちょっとずるいですね。贅沢すぎる組み合わせであり、どちらにも勝ってほしかったです。そんな意味で、この二つのチームには「よくやった!」と言葉をかけてあげたいです。

そして、この試合が、日本中の沢山の人々に良き種をまいてくれたと思います。

試合を見終わって、テレビにくぎ付けになっていた私の心に、何とも清々しい風が吹きました。

今年はスポーツの分野で何かと暗い話題が多い中、そしてこの強烈な暑さの中、本当に心地よい風が吹きました。

これから彼らが社会に出てどんな活躍をしていってくれるか、とても楽しみです。もちろん、甲子園という大舞台に立つために、私たちには決して見えない努力を積み重ねてきたすべての高校球児にエールを送ります。

「よくやった!」

暑い!

今年の夏は暑いです ホント!

 

今日、お墓で回向をして参りました。

朝の9時をまわったばかりだというのに、頭皮にジリジリと太陽光線が降り注ぎ、

「ああ、焦げ付いている…」 そう思わずにはいられないほどの紫外線を肌で感じました。

 

確かに、こんな状態では熱中症になっても不思議ではありません。

くれぐれも皆さん気を付けましょう。

 

さて、この暑いさなか、私は久しぶりに、神戸は三ノ宮に行ってまいりました。

目的はショルダーバック。今まで使っていたカバンが、長年の間に皮が擦り切れてしまい、穴が開いてしまっていたのに、最近気が付くというドジなお話。

 

せっかくなので、神戸に行ってちょっと洒落たカバンを探してみたくなり、久しぶりに洋服を着て出かけたのは良かったのですが、帽子をかぶるのを忘れてしまい、短い頭髪にまたしても太陽光線がジリジリと…。

 

どうも衣を着ている時間が長くなると、帽子をかぶるという習慣がなくなり、洋服姿になっても忘れてしまうみたいです。

 

それはさておき、たまには一人でショッピングも良いものです。

服を購うときは、家内がいないと決められないのですが、それ以外のものには結構こだわっています。

お陰で気に入ったショルダーバックが手に入りました。

そして、せっかくここまで出てきたのだからと、またまた元町あたりから歩いて北野を目指し、黒焦げになりながら知り合いのドイツワインのお店に寄って、お盆のご褒美用の白ワインを買ってまいりました。

 

「暑い!」と言いながらも人間という生き物は、自分の楽しみや目的があると、多少の無理をしてでも行動するものなのですね。暑いさなか、帽子も被らず坂道を上り下り。汗びっしょりになりながら、何とも充実感のある一日でした。

 

暑さを精神的に乗り越える秘訣は、まさにここにあるのではないでしょうか?

まだまだ続くこの暑い日々。体に水分とミネラルを補給しながら、目の前にニンジンをぶら下げて、この夏を駆け抜けていきます。

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