数日前 還暦の誕生日を迎えました
子供の頃は還暦というと随分老人に思えたものでしたが いざ自分がその歳になってみると…
若い!
いや恥ずかしながら歳相応の精神年齢に 未だ到達していないことに愕然とします
「もっと落ち着かなければ…」などと 自分に対して叱咤をしてみるのですが無理です
ただ毎朝鏡で見る自分の顔に 程よく老化した皮膚と白髪とが見て取れ 間違いなく年を重ねてきたということを自覚させられます
いったい人の落ち着きとは何なのでしょうか!?
恐らく人の持つ理性の強さなのではないでしょうか?
何事にも己を抑えることのできる「強い理性」こそが 高度な精神ともいうべきものなのでしょう
今の私は強く抑えることと どこかでその反動として発散させることがうまくバランスをとれていなければ 心がポッキリと折れてしまいそうになります
そのあたりがまだまだ修行の途中ということなのでしょう
「ちょうど暦も一回りして赤ちゃんに戻ったことですし 改めて人生の修行のやり直しと行きますか」と言いながら 誕生日には赤いチャンチャンコならぬ 赤いTシャツを着て赤ワインで一杯やってしまった私は 未だ修行とは程遠い生活をしております
60回目の誕生日 無事に迎えて目出度くもあり 精神未だ成熟せず目出度くもなし