我が家には一匹の三毛猫がいます。
名前は・・・サクラ。
今から約9年前のかなり冷え込んだ朝に、お寺の前を流れる用水路の中で溺れかけていたのを助けて、それ以来我が家の飼い猫になりました。
まだ手のひらに乗る位の大きさだったのが、今では丸々と太って、あの頃の可愛らしかった姿はもう何処にもありません。
先祖代々由緒正しい野良猫のためか、飼い猫となっても外にお仕事(遊び?)に出ていきます。
最近では、気候が良くなってきたせいか、夜遊びが増え、夜の9時頃に出勤し、朝4時半、私の起床とともに外で「ただいま」の「ニャ~」が聞こえてきます。
こんな気楽な生活は、人間には不可能です。
実は先日、ご近所に回覧板を持って行った時のことです。
一軒のお宅の玄関前にサクラが寝そべっていました。
私、「んっ?」
サクラ、「!?・・・!!!」
その眼は「やばい!見られた!」と告げていました。
どうもサクラは、このお宅で異なった名前で呼ばれているような気配なんです。
「この浮気者!」
しかも、猫にも「やばい」という表情があることに気が付きました。
その事もあってか、最近は特に私に媚を売ってきているような気配があります。
それに対し、私はどのように相手をしていけば良いのでしょうか?
まあ、元野良猫をうちの家族だと思っているのは人間だけで、猫の方は、「あたしゃあ誰のものでもござんせん!」なんて思っているのでしょう。
そんな風に思われているとしても、「ニャ~」と一声鳴かれてしまえば、ついつい目尻が下がってしまうのです。
う~ん、今回も取り留めのないつぶやきになってしまった。